川越彫

初めて彫り物にチャレンジしてみました。
木の板を彫刻して目的の表情を表わそうと言うんですから大変奥が深い。

川越彫りは木材を加工し木地をつくり、その木地に図案を描き(または直接)彫刻【地彫り】をし、刀痕【彫った痕】の面白さを表現します。
川越は黒漆喰壁の重厚な蔵造りの街並みとして栄えました。
川越彫りはその蔵をイメージして黒系の透明塗りすり漆技法で仕上げます。

                                 
(参考:講座資料より)
作品にもよりますが、彫が完成した小お盆で数千回、現在作成中の7寸角皿(椿)は数万回の彫を入れることで完成するほど大変な作業です。
毎回腕が痛くなりました。



先生の丁寧な彫り方の指導を受けているところ。


先生は川越に「うるしの里 桂」という手作り専門の店を開業しています。




作品1【小お盆】


「小お盆」の彫完成作品。(漆塗りは先生に依頼しました。)










以下は作業の様子です。
桜以外をひたすら掘り下げた状態。















作品2【7寸角皿(椿)】

4隅がそり上がった板を使って
【7寸角皿(椿)】を制作しました。

ようやく完成です。





微調整が終わり、銘を入れ終えたところ。
「黒系の透明塗りすり漆」は先生に依頼しました。
完成後9月にアップする予定です。
 



椿以外の外側もほぼ彫終えて、次回は微調整になります。


ななめから見たところ。



「こなし」と「肉付け」がほぼ終わったところ。



「こなし」と「肉付け」の作業中。


カーボン紙を使い原画を板に書き写したところ。



原画


四隅の反り上がった板






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